今月号の特集は「ふれる 身体を介したコミュニケーション」。
新型コロナウイルスの感染拡大により、私たちは人とふれ合う機会の多くを失ってしまいました。これは、人と集うことが欠かせない社会的動物である人間にとって、とても危機的な状況です。子育てやお年寄りの介助などを思い浮かべるまでもなく、「ふれる」ことはケアやコミュニケーションにも不可欠な手段のひとつ。身体をもって生きる私たちにとって、触覚は視覚や聴覚に劣らず重要な感覚です。そこで、コロナ禍終息後の未来を見据え、「ふれる」ことの大切さを再認識し、触覚が開く豊かな世界をいかにして取り戻すかを考えます。
インタビューはタレント・国際薬膳師の麻木久仁子さん。対談は東京工業大学准教授の伊藤亜紗さんと真宗大谷派僧侶の鵜飼信孝さん。ミニインタビューは社会学者の大澤真幸さんです。
年間4,200円(税込・送料込)
1冊400円(税込・送料別)
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