活動報告

【報告】

【速報】 子ども報恩講のつどい「はじめての報恩講 -東本願寺で子ども会-」を開催しました。

 

 今年も御正忌報恩講期間中の11月23日、「子ども報恩講のつどい」開催されました。

 

 3年目を迎えるこの「子ども報恩講のつどい」ですが、このつどいを機縁として、はじめて報恩講にお参りいただきたいという願いや、毎年の例時としての報恩講を常に初事として大切に勤めていきたいという願いから、テーマを「はじめての報恩講 -東本願寺で子ども会-」として、開催しています。

 

 

 
  今回は写真速報として、その様子をお届けします。

 

 【御影堂でのお勤め】

 

御影堂でのお勤め

御影堂でのお勤め

 子どもたちがおそろいの肩衣をかけて座り、『あかほんくん勤行集』を手に「正信偈」をお勤めしました。調声も参加者のお子さんです。子どもたちはもちろん、子どもたちをこの場に送り出してくださった保護者や引率の方々の声が堂内に響き渡り、宗祖親鸞聖人の御真影と向き合う大切な時間です。

 

 【はじめての試みとしてのお斎】

 

 

精進カレーを食べる参加者

精進カレーを食べる参加者

 

 お斎のメニューは野菜が中心の精進カレーライスでした。同朋会館の食堂に0歳の子どもから大人まで、家族も含めて座る光景が見られました。報恩講でお斎を一緒にいただくことで、あらためて「いただきます」の意味を考えるきっかけになればと思います。

 

『同朋新聞キッズ』(2013年・14年『同朋新聞』各7月号掲載)のパネルを眺める参加者親子

人間がいのちをいただくことについて考えた『同朋新聞キッズ』(2013年・14年『同朋新聞』各7月号掲載)のパネルを眺める参加者親子

 

 【延塚知道先生による法話】

 

 

子ともたちに語りかける延塚知道師

子ともたちに語りかける延塚知道氏

 「よう来たね。正信偈をお勤めして南無阿弥陀仏って言ったやろ?それだけで120点満点。じいじは涙が出るほど感動しました」との語りかけではじまった延塚知道氏(大谷大学特別任用教授)による法話は、子どもたちの中に分け入りながら、南無阿弥陀仏の大切さについて語り掛ける熱のこもったものでした。そして「自分のいのちに手を合わせてありがとうというかわりに南無阿弥陀仏と言いましょう。いのちに悪いことをした時は南無阿弥陀仏と言っていのちに謝りましょう」とのメッセージが伝えられました。

 

 

 【東本願寺で子ども会】

 

昆虫太極拳で体を動かす子どもたち

昆虫太極拳で体を動かす子どもたち

 つどいの後半は、昆虫などに扮したスタッフが登場し、子どもたちに人気のあそび歌「昆虫太極拳」に合わせて昆虫のポーズをとったり、次々にいろいろな生き物に変身するじゃんけんゲームをしたり、参加者同士のふれあいの時間となりました。

 

 

 【人形劇「『いただきます』ってなぁに?」】

 

人形劇「『いただきます』ってなぁに?」

人形劇「『いただきます』ってなぁに?」

 

 つどいの最後には、人形劇「『いただきます』ってなぁに?」が東海連区児童教化連盟有志によって演じられました。劇には東本願寺キャラクターとお仏供をモチーフにした岐阜教区御遠忌キャラクターのブクちゃんが登場し、お仏供になる前のお米ができる過程をたどりながら、他の命を奪わずにはおれない私たち人間存在を問いかけるオリジナルの脚本で上演しました。

 

 そして、帰路につく参加者には、延塚先生やゲームを盛り上げた昆虫に扮するスタッフらがひとりひとりに語りかけ、記念品を手渡しました。

 

 今回の模様は、『真宗』誌2015年1月号の「青少幼年センターニュース」に詳しく掲載いたします。