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真夏の太陽が照りつける8月、真宗本廟(東本願寺)にて得度式が行われました。
得度式とは真宗大谷派の僧侶となるための儀式で、親鸞聖人が9歳で得度されたことにちなみ、満9歳から受式することができます。通常、得度式は一部の月を除き月1回行われていますが、8月は夏休み期間ということもあり、多くの子どもたちが受式するため、通常の得度式に加え「臨時」の式が執り行われます。
8月4日に行われた「臨時得度式」には、9歳の小学生58名を含んだ123名が全国から集まり、白装束姿の受式者たちは、御影堂にて「剃刀(ていとう)の儀」を受け、僧侶としての一歩を踏み出しました。
阿弥陀堂へ参拝の後、親鸞聖人のお墓所である大谷祖廟に向かい、聖人のお骨が納められた御廟(ごびょう)の前で、僧侶として歩みを始めたことを報告しました。
真宗本廟に戻ってきた後は、視聴覚ホールにおいて、一人ひとりに度牒(どちょう)(真宗大谷派僧侶であることの証書)および法名書が手渡され、全日程を終了しました。
なお、本日7日にも得度式が執り行われ、98名の方が受式、今年の8月は合わせて221名の方が新たに僧侶となりました。