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昨日24日は、18時から、しんらん交流館2階大谷ホールにて「第28回真宗教学学会講演会」が開催され、「仏教の人間観―生老病死を考える―」のテーマのもと、鍋島直樹氏(龍谷大学教授)、楠信生氏(真宗大谷派教学研究所長)による講演がありました。
鍋島氏は、「親鸞聖人の人間観―仏の大悲にいだかれて」の講題を掲げ、コロナ禍といわれ人々の差別や排除が露呈する世にあって、仏の慈悲にふれることで自らの愚かさと向き合い、深い慚愧と願いをもってともに歩むことができるという、親鸞聖人が明らかにされた悪人の救いを尋ねられました。
楠氏は「帰命と生老病死」の講題のもと、アンチエイジング、終活といった言葉が氾濫する現代に、仏教の生老病死の教えがもつ意義は何かと問題提起をされ、経典や先師の言葉を手掛かりに、「帰命せよ」との仏からのよびかけに「南無したてまつる」と念仏申すことが、真宗門徒にとって生老病死の課題に応える方向性となることを強調されました。
本年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、会場には50名までの入場制限が設けられており、講演の様子は後日「真宗大谷派東本願寺[公式]YouTubeチャンネル」にて配信されますので、ぜひご覧ください。
また明日26日から28日にかけ、各日18時より「親鸞聖人讃仰講演会」が開催されます。
なお、感染症対策のため聴講は50名までの全席指定制とし、事前申込はすでに締め切らせていただいております。講演の様子はライブ配信されますので、ぜひご覧ください。
各日の講師・講題はこちら
インターネットライブ配信についてこちらからご覧ください。
~お知らせ~
報恩講期間中、「おてらおやつクラブin 東本願寺」を開設しています。
みなさまからの、お米やお菓子などの「おそなえ」をお預かりし、真宗本廟東本願寺内ご本尊に「おそなえ」いたします。経済的に困難な状況にあるご家庭や支援を必要としている子どもたちに「おすそわけ」し、貧困問題への支援を行います。皆さまのご協力をお願いいたします。受付は境内総合案内テント、またはしんらん交流館青少幼年センターにて。
みなさまの「おそなえ」をお待ちしています。
詳しくはこちら または青少幼年センター(TEL:075-354-3440)まで