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2月に入り、東本願寺の飛地境内地である渉成園では、様々な草花が徐々に蕾を付けています。
入口付近の梅の木や白木蓮の木はたくさんの蕾を付けており、足元を見るとサザンカやスイセンの花が咲いていました。
また、園内になるクチナシの実や八朔(はっさく)をよく見ると、鳥が綺麗に食べた跡が残っており、改めて街中にある渉成園ではありますが、生き物の姿を感じることができます。
梅林となっている双梅檐(そうばいえん)では、紅白の梅の木が植えられており、少しずつ花を咲かせていました。
1827年に渉成園を訪れた頼山陽が『渉成園記』の中で園内の建物や風物を「十三景」として紹介されており、双梅檐も十三景の一つです。
渉成園の梅は2月上旬から3月頃まで楽しむことができます。
現在、緊急事態宣言の発令により外出することが難しい状況となっておりますが、今度も写真で渉成園の春の訪れの様子をお届けします。