機関紙『同朋新聞』

国内外あわせて55ある真宗大谷派の別院。教化伝道の中心道場として、真宗門徒の信仰の歩みが色濃く表れています。そんな各地の別院を紹介していきます!

札幌別院

坂田(さかた) 智亮(ちりょう)輪番
北海道札幌市中央区南7条西8丁目290番
TEL 011-511-0502

札幌別院は、札幌市の中心部に約9千坪の境内地を有します。明治期の北海道開拓・開教の拠点となり、現在も教化伝道の拠点となっています。創建の歴史は、1869(明治2)年、本山・東本願寺が明治新政府に出願し、翌年、当時弱冠19歳の現如(げんにょ)上人がその責任者となり、随員数百数十名とともに着手したことに始まります。境内に残る旧御堂は、1871(明治4)年、越後国光圓寺(新潟県新潟市)の古御堂を札幌別院本堂として移築したもので、今年で155年を迎えます。また、現在の本堂は本山と同じく伊藤平左衛門(いとうへいざえもん)氏の設計により1891(明治24)年に完成しました。札幌別院では、現如上人のご遺徳を偲び、毎月8日に開基現如上人御命日法要、27日・28日には宗祖親鸞聖人御命日法要が勤まり、広く一般にも開放しています。

経路

JR札幌駅から地下鉄南北線真駒内行に乗車。「すすきの」で下車し、市電外回りに乗車→「東本願寺前」にて下車し、徒歩1分。

 

札幌別院ウェブサイト

輪番のおすすめスポット

鬼はそと 福はうち

北海道札幌市中央区
伏見1丁目3‒11
TEL 011-520-1414

 

現如上人の分骨が収められた北海御廟(ほっかいごびょう)がある藻岩山(もいわやま)のふもとに佇むモダンな雰囲気のお食事処。オーナーは札幌別院のご門徒で、昼はさまざまなカレーうどん、夜には極上しゃぶしゃぶやすき焼きをメインにおもてなしをしてくれます。駐車場も広く車でも訪れやすいお店です。