機関紙『同朋新聞』

国内外あわせて55ある真宗大谷派の別院。教化伝道の中心道場として、真宗門徒の信仰の歩みが色濃く表れています。そんな各地の別院を紹介していきます!

東本願寺 沖縄別院

長谷(ながたに) (まさし)輪番

沖縄県宜野湾市大山2丁目32番21号

TEL 098-890-2490

東本願寺 沖縄別院は、沖縄本島中南部・宜野(ぎの)(わん)市にあります。現在の別院は、2010年、実に約125年ぶりに建てられました。沖縄における真宗の歴史は、琉球王国時代にまで(さかのぼ)ります。琉球は当時、薩摩(さつま)藩の影響下にあり、真宗禁制(きんぜい)政策のもと3回にわたる弾圧が行われました。この真宗禁制の時代から琉球処分※1の頃にかけて、真宗大谷派の僧侶数十人が布教使(ふきょうし)として活動し、真宗解禁後には那覇(なは)説教場(せっきょうじょう)(後の琉球別院※2)を開きました。

 

沖縄別院のご本尊は、ハワイ開教区のマカレー東本願寺(開基は沖縄出身大谷派僧侶 ※現在は解散)より受け継がれ、梵鐘(ぼんしょう)には兵士も武器も必要としない世の中を願う「兵戈無用(ひょうがむよう)」の法語が刻まれています。また、毎年6月に「沖縄戦没者追弔会(ついちょうえ)」、年末に「除夜の鐘」を開き、争いのない平和を願う取り組みをたゆまず続けています。

 

※1 琉球処分とは、明治政府が日清両属の琉球王国を日本の領土に強制的に編入した一連の政策(1872~1879年)。
※2 琉球別院は、真教寺(しんきょうじ)と改称し、沖縄戦での焼失を経ながらも、再建され現在に至っています。

経路

那覇空港からモノレール(ゆいレール)に乗車し旭橋(あさひばし)駅で下車。那覇バスターミナルから「宜野湾方面」行に乗車。「真志喜(ましき)」にて下車し徒歩約5分。

 

東本願寺沖縄別院ウェブサイト

輪番のおすすめスポット

民芸酒場 おもろ

沖縄県那覇市壺屋1-6-23 1F
TEL 098-959-8358

 

戦後・米軍統治下の1953年に開業した「おもろ」。店名は沖縄の言葉で「想い・想う」の意。ウイスキーがもてはやされる時代にあって、琉球の酒に誇りをもち、泡盛だけが提供されました。文化人が多く集い、議論に花が咲く中、県外からも陶芸家・浜田(はまだ)庄司(しょうじ)や版画家・棟方(むなかた)志功(しこう)ら民藝運動の巨匠たちも訪れました。沖縄の民藝の一品で出される泡盛と琉球料理、「他力の美」に出会えるお店です。