機関紙『同朋新聞』

真宗本廟(東本願寺)では、毎日さまざまな匠たちがお仕事をされています。日頃は表立ってなかなか見えない東本願寺の日常を支える匠たちを紹介します!

有限会社 中村苔泉堂

表具師の皆さん

 

 

左から、山本(やまもと) 彩子(あやこ)さん、藤木(ふじき) 利雄(としお)さん、山﨑(やまざき) 幹菜(かんな)さん(旧姓:中村(なかむら)

どんなお仕事をされていますか?

東本願寺境内にある「絵表所(えひょうじょ)」の一角で、皆さんのご自宅のお内仏にかけられる御本尊などの授与物の表装(ひょうそう)に携わらせていただいています。表装とは、絵像や名号(みょうごう)を掛け軸などに仕立てることです。また弊社では、お寺からのご依頼により、院号法名や額の表装、修復なども行っています。

表装の様子

大変なことはありますか?

自然の素材を使用しているので、気温や湿度で仕上がりが変わってしまいます。(のり)の濃さや(きれ)()(絵像の周りにつぎ合わせる織物)の張り具合など、見極めながらの細微な調整は、一生勉強ですね。

表装に使用する糊

大切にされていることはありますか?

私たちの作業の先には、受け取られ、手を合わせる方々がおられるということをいつも意識して、一つひとつ心を込めておつくりしています。