—渉成園 自然共生サイト認定記念イベント-
2024年9月、渉成園が寺社および名勝庭園として全国で初めて、環境省「自然共生サイト」に認定されました。この慶事を記念し、秋の夕暮れに渉成園の豊かな自然と文化を五感で体感できる特別な会を開催いたします。
本プログラムでは、夕暮れ時に包まれる庭園の秋の虫たちが奏でる繊細な音色に焦点を当てます。専門家による解説と僧侶や庭師の視点を通して、「自然共生サイト」である渉成園の生物多様性の魅力と、自然と共生する庭園の奥深さを参加者に深く感じていただくことを目指します。
また、通常は17時に閉門となるため、夕暮れから夜間の名勝庭園を貸切状態で御堪能いただけることも魅力の一つとなっています。
【記念イベント開催概要】
■開催日
2025年10月11日(土) 16:00~19:00 (日の入り:17:28)
■会 場
渉成園(枳殻邸)〈東本願寺飛地境内〉
※渉成園へのアクセスはこちら
■定 員
50名 ※申込先着順
■申込開始日
2025年9月10日(水)
■申込方法
下記フォームよりお申し込みください。
専用申込フォームはこちら
■当日受付方法
①渉成園の受付にて、庭園維持寄付金(大人700円以上・中高生300円以上・小学生以下無料)をお納めください。
※現金またはクレジットカード
※受付後はイベント開始までご自由に庭園をご散策ください。
②閬風亭の受付にて、イベント参加費をお支払いください。
※15:30受付開始
※現金のみ
■参加費
1人500円
※参加者特典として、京都府、きょうと生物多様性センター制作の「京の虫の音ブックレット」をプレゼントします。
■企 画
(1)通常非公開「閬風亭」でのトークイベント
通常非公開の「閬風亭」を特別に開放し、参加者の皆様に格別な空間でトークをお楽しみいただきます。
▷岩井 大輔 【(公財)日本生態系協会 統括主任研究員】
秋に鳴く虫の種類や生態、その鳴き声が持つ意味、そして京都で平安時代から続く虫の音を楽しむ文化について分かりやすく解説します。
▷太田 陽介 【植彌加藤造園(株) 庭師】
日頃の育成管理において生物多様性にどのように配慮しているか、特に鳴く虫が生息しやすい環境づくりについて具体的な取り組みをご紹介します。
▷中村 悠 【真宗大谷派(東本願寺)宗務所 財務部】
多くの賓客をもてなしてきた迎賓施設としての渉成園の役割や浄土真宗の教えを踏まえ、生物多様性についてお話します。
(2)夜間庭園散策「虫の声に耳を澄ます、夕暮れから夜への特別散策」
トークイベント終了後、夜間の園内散策をします。日の入り(17:28)を挟み、夕暮れから夜へと移り変わる園内で、秋の澄んだ虫の音色をじっくりと堪能していただきます。 講師や庭師が同行し、解説を交えながら、日中とは異なる庭園の静けさや、自然の息吹をお楽しみください。虫の音や夜の庭園の気配に集中できる、「自然共生サイト」ならではの体験ができます。
■注意事項
■お問い合わせ先
本廟部(参拝接待所)
TEL:075-371-9210〔9:00~17:00〕
【協力】
植彌加藤造園株式会社
公益財団法人日本生態系協会
鳴く虫がつなぐ桂川流域生態系ネットワーク協議会