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朝鮮民主主義人民共和国における核実験についての宗務総長コメントを発表

宗派声明
2016.09.09

 本日、朝鮮民主主義人民共和国における核実験についての宗務総長コメントを発表しました。



朝鮮民主主義人民共和国における核実験についての宗務総長コメント

 

 

 本日、1月6日に続き、朝鮮民主主義人民共和国が核実験をしたとの報道がありました。この核実験は、生命の尊厳を踏みにじる行為であるだけでなく、自ら国際社会との関係性を断絶する行為に他なりません。強い憤りと深い悲しみを覚えます。
 国際情勢は異なりますが、先の大戦において私たち日本は、関係性を断絶して孤立の道を歩みました。他国に対して、いかに軍事的な威圧と恐怖を与えたとしても、孤立によってもたらされるのは破滅的な世界であり、民衆がまさにその犠牲を強いられることになります。
 私は仏の教えに聞く者として、地球上のあらゆるいのちの平和と共存のために、朝鮮民主主義人民共和国には核開発を直ちにやめ、諸外国との関係性を開いていく道を歩まれることを強く要望いたします。

 

 

2016年9月9日

真宗大谷派(東本願寺)宗務総長  里雄 康意 
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