6月27日、北国街道の宿場町、今庄にある浄念寺(福井県南条郡南越前町)を会場に「蓮如上人御影道中お立ち寄り会所交流学習会」が開催されました。御影道中のルートを7つのエリアに分けて開催されているこの学習会は今回で4回目となります。
会場となった浄念寺は御影道中の御下向では5日目(4月21日)の昼食会所、御上洛では3日目(5月4日)の宿泊会所を勤める寺院。当日は近隣の会所寺院や会所宅の関係者、御影道中協力会役員など約25名が集まりました。今回は谷口敏氏(御影道中協力会前会長)から、長年にわたる供奉人や協力会としての経験談や各会所への感謝の気持ちを込めたお話を伺った後、参加者全員が車座になっての交流の場が設けられました。
谷口敏前会長によるお話
交流の中では、お立ち寄り会所、昼食会所、宿泊会所それぞれ抱える悩みや、これまでの歩みなどが共有され、御影道中を歩む側と迎える側の心構えや意識の共有がなされました。中でも昼食会所の食事内容に関する話題では、「おもてなしを受ける側がどんなおもてなしでも十分と思ってもらえるのはありがたい。しかし冷たいお茶を出すか温かいお茶を出すか一つとってもどうしたら喜ばれるかを会所の人は気にかけていることも知ってもらいたい」といった声があがるなど、会所同士で思いを分かち合う場面も見られました。
なお、残り3エリア(高島市/長浜市・米原市/野洲市・守山市・大津市・京都市)については2025年度中に開催を予定しています。
交流の場
〈担当:企画調整局〉