毎年4月23日から5月2日までの10日間、吉崎別院において勤まる蓮如上人御忌法要に合わせ、真宗本廟と吉崎別院の間を蓮如上人の御影のお供として歩く「蓮如上人御影道中」が本年も開催されました。
今年の部分参加、全行程を含めた自主参加の事前申し込み者数は御下向43名(昨年24名)、御上洛29名(昨年22名)と、昨年よりも多くの方が蓮如上人のお供に加わりました。
京都から吉崎に向かう御下向(4月17日~23日)では、國分大慶氏(能登教区安泉寺)が随行教導を、道中の責任者である宰領は青木武次氏が勤め、吉崎から京都への御上洛(5月2日~9日)では太田浩史氏(富山教区大福寺)が随行教導、川島弘之氏が宰領を勤めました。
残雪の木ノ芽峠越え(御下向)
今回も昨年に引き続き浄土真宗ドットインフォにてGPSによる御影道中のリアルタイム位置情報が提供され、飛び入り参加の方々から「一行との合流の目安となる」と好評の声が聞かれました。
また、「吉崎別院(御影道中)活性化プロジェクト」を担当する宗務役員2名が昨年に引き続き御下向・御上洛それぞれ全行程に参加。期間中、吉崎別院公式インスタグラムで道中の様子のレポートを行ったほか、研修の一環として、一部行程に宗務所の新入職員も参加しました。
御上洛の随行教導を勤めた太田氏は、真宗本廟において行われた御帰山式(5月9日)において「御影道中には帰依三宝が備わっており、特に御下向には法義相続、御上洛には真宗再興が願われている」と御影道中の意義を語りました。
琵琶湖の東側を歩む一行(御上洛)
<担当:組織部・企画調整局(寺院活性化支援室)>