4月14日、宗務審議会「大谷祖廟総合整備に関する委員会(委員10名)」が開催され、尾畑英和会長より木越渉宗務総長に答申書が提出されました。
当委員会では、「(1)大谷祖廟境内及び建造物の総合整備計画について」、「(2)納骨を縁とした開教事業の展開並びに宗派納骨施設の整備について」が諮問され、2023年12月4日の委員会設置以降、全12回の審議会にて慎重に審議されてきました。
このたび、提出された答申書では、始めに総合整備事業の基本方針として〈①親鸞聖人の御廟所としての歴史と真宗門徒の納骨の伝統を継承、②納骨を縁に宗派の開教事業として展開、③大谷祖廟において新たな宗派財源を確保して増収を図る〉が示され、整備計画の視点を「安全対策」「老朽化対策」「混雑解消」「バリアフリー対応」「東大谷納骨堂(仮称)の建設」の五項目に整理し、大谷祖廟並びに東大谷墓地の総合整備事業の基本構想が概要としてまとめられました。
2025年度からは、条例による整備委員会を新たに設置し、総合整備事業に関する総計画(総予算)を策定し、2026年度から実施設計、工事発注を行い、2028年1月から工事が開始できるように進めていくことが提言されました。
また、工事全体像把握のための概算総工費、総合整備事業にかかる財源確保の方途等についても示されました。
<担当:大谷祖廟事務所>
内局に答申書が提出されました