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第31回「真宗大谷派教学大会」を開催しました(7/5)

教団の動き
2025.08.21

7月5日、大谷大学において真宗教学学会主催による第31回「真宗大谷派教学大会」を開催しました。


教学大会では、三年を一区切りにテーマを設け、現代において重要とされる教学上の課題を取り上げており、今大会から「人間と宗教―浄土教の諸問題―」が新たなテーマとして設定されました。
大会当日は、午前中に学会員22名が研究発表を行い、午後からは梯信暁氏(大阪大谷大学名誉教授)並びに一楽真氏(大谷大学学長)による記念講演が行われました。


梯氏は、「『往生要集』における凡夫救済の理論」という講題で、恵心僧都源信の『往生要集』を通して、浄土教がどのような人々を救おうとしたのかを考察され、一楽氏は「荘厳浄土の願い」という講題で、法蔵菩薩が国土を荘厳する願いをおこされたことにはどのような意味があり、そして人間にどのような問題があるのかを曇鸞大師、親鸞聖人の言葉に依りながら講じられました。

 

梯信暁氏(大阪大谷大学名誉教授)

 

一楽真氏(大谷大学学長)


また、真宗教学学会では2014年度から若手研究者の学術奨励を目的として、同大会の研究発表者を対象に「真宗教学学会会長奨励賞」を設けており、前大会発表者の青柳英司氏の研究発表論文“「徳」か?「証」か?―坂東本「総序」の復元に関する一考察―”が受賞しました。


〈担当:教育部〉

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