10月3日、御影堂において「連続50ヵ年経常費御依頼額完納寺院表彰状及び記念衣体贈呈式」が執り行われました。
この式典は、法義相続・本廟護持を願いとして経常費の御依頼を行う中で、50ヵ年の永きにわたり連続して完納された寺院・教会及びそのご門徒に謝意を表するために行われています。本年は、2024年度までに経常費を50ヵ年連続して完納いただいた132ヵ寺のうち、56ヵ寺の住職・総代ら113名が出席されました。
式典では、大谷暢裕門首より50ヵ年にわたるご懇念に謝意が表され、引き続き内局より表彰状及び記念衣体並びに記念品をそれぞれ贈呈しました。
御影堂の様子
贈呈後、木越渉宗務総長の挨拶では、50ヵ年の永きにわたり宗門を支えてくださったことに、「自身も住職の一人として大変なことだと痛感している。ご門徒の協力なくしてはできないことである」と深い敬意が表されました。また、先日開催されたロサンゼルス別院輪番就退任式に出席した所感として、「念仏の教えを次世代に伝えるために尽力するという一念が、宗門を支えてきたということを遠く離れたアメリカの地で痛感した。皆様の法義相続・本廟護持のご懇念が日本のみならず、世界に念仏を届けていると実感した」と述べられ、引き続き宗門興隆のためにご尽力いただくようお願いがなされました。
式典終了後には、門首臨席のもと、京都市内のホテルを会場として懇談会が催され、和やかな雰囲気のもと参加者が本願念仏の教えを相続していくことの大切さを確かめる機会となりました。

贈呈の様子
〈担当:組織部〉