2月9日から10日にかけて、しんらん交流館大谷ホールで、第13回「全国教学研鑽機関交流会」が「現代における宗教の課題―地下鉄サリン事件30年を契機として―」というテーマのもと開催されました。会場には、オンラインでの参加も含めて、全国から24機関、対面41名、オンライン約20名が集まりました。
初日は、桂川正見氏(東北教区教学研究所長・奥羽分室長)、蓑輪秀一氏(福井教区教学研究所主事)、武宮智氏(九州教学研究所長崎分室長)から各機関の現状と課題について報告がなされ、教区改編後の運営のあり方や教化委員会との連携、靖国問題や「是旃陀羅」問題への取り組み等が討議されました。
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全体討議の様子(大谷ホール)
その後、井上順孝氏(宗教情報リサーチセンター長、國學院大學名誉教授)による「オウム真理教事件から学ぶこと―認知宗教学を踏まえて―」と題した講演が行われ、宗教団体の言動にはカルトか否かを決定できないグラデーションがあることや、宗教を人の認知能力の視点から考察する「認知宗教学」の考え方が語られました。
講演後には、井上順孝氏と平野喜之氏(金沢教区教学研究室長)の対談が行われました。平野氏には、本交流会に向けて事前に開いた学習会(2025年12月8日)で、「救いと償い」と題して講演いただいていました。その学習会を経て行われた対談では、教団の閉鎖性や伝統教団に内在するカルト性等をめぐって議論が交わされました。
二日目には、初日の内容を受けてのグループ討議・全体討議が行われ、自己のカルト性の点検や寺院の役割、また同朋会運動との関わりも確かめられました。

交流会後の集合写真
<担当:教学研究所>