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東京真宗同朋の会「ぶらり親鸞」を開催しました(6/11)

お知らせ
2025.07.16

6月11日、「ぶらり親鸞」が開催され、東京真宗同朋の会会員およびサンガネット会員等総勢18名が参加しました。「ぶらり親鸞」は、首都圏に点在する聖人ゆかりの地を巡る一日旅で、コロナを経て7年ぶりの開催となりました。


当日は雨模様の中、天台宗西光寺(葛飾区四ツ木)、真言宗西光寺(葛飾区宝町)を参拝しました。両寺院は、関東布教に向かう途中で長雨に見舞われた聖人が、53日間逗留されたことをきっかけに浄土真宗の法灯を伝える寺院となり、その後現在の宗派へと改宗されています。それぞれ住職より由緒や沿革をお話いただき、通常非公開の法宝物や史跡も拝見しました。


講師として同行いただいた小林尚樹氏(東京教区光明寺)は、東京教区宗祖七百五十回御遠忌記念事業として行われた「関東に点在する伝承伝説の調査」に携わっており、真宗門徒があまり目を向けてこなかった伝説伝承が身近にあったこと、「伝説伝承だから」と軽んじられがちな事柄の中にも、確かに親鸞聖人のみ教えを喜び相続してきた人々がいた歴史を、それぞれの地でお話しくださいました。

四ツ木・宝町の地に真宗の教えが息づいていたことを、奇しくも親鸞聖人が足止めされたのと同じ6月の雨の中で確かめる一日旅となりました。

 

由緒を話される天台宗西光寺住職

 

聖人の伝説伝承の説明をする小林氏


担当:東京宗務出張所(東京真宗同朋の会事務局)

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