真宗教化センター寺院活性化支援室が、別院活性化プロジェクトの一環として企画・制作した《対話型寺院運営ボードゲーム》「別院会議」が、このたび「2025年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。
ゲーム実施風景
「別院会議」は、別院・寺院の持続可能な運営について議論するシリアスボードゲームで、参加者が架空の別院の運営メンバーとなり、24枚の行動カードを道しるべにチームで方針を議論することで、地域における別院の在り方や方向性を探る内容となっています。
グッドデザイン賞の審査員からは、「従来の関係者内の議論だけでは扱いにくかった多様な関係者の視点を取り込み、意思決定による影響を実感できる体験デザインへと落とし込んでいる点も大きな意義を持つ」とのコメントを寄せていただきました。(コメント全文を含むグッドデザイン賞ウェブサイトでの紹介ページはこちら)
コマの数により地域とのつながりや寺院や門徒とのつながりを可視化
なお、「別院会議」は、全国の教務所・別院に配布されています。本ゲームで使われる「別院」という言葉を「寺院」と置き換えることで、一ヵ寺における運営の考え方や進め方のヒントも得られるように作られており、本受賞を機縁として、教化委員会や諸研修のメンバーでの実施、職員研修等の他、一ヵ寺を対象とした寺院活性化の取り組みにおいて、さらなる活用が期待されます。
【「別院会議」について詳しくはこちら】
〈担当:企画調整局〉