お知らせ

【真宗教学学会】大垣大会の開催について(5/22・ライブ動画配信)

お知らせ
2022.04.15

このたび、真宗教学学会では教区における教学の振興と本学会との連携を願いとし、大垣大会(地方大会)を下記のとおり開催いたします。

新型コロナウイルス感染症対策として、一般の参加者につきましてはライブ配信動画(YouTube)を視聴いただく形となりますが、どなたでもご視聴いただけますのでぜひともご参加ください。

 

 

◆日  時

2022年5月22日(日)13時30分~17時30分

 

◆テ ー マ

「学び方を学ぶ―善導大師の視点をとおして―」

 

◆講  師

芹沢 俊介 氏(評論家)

 

◆講  題

「さまよえる阿闍世の声―私の観経理解―」

 

◆開催趣旨

大垣教区では、教区御遠忌をご縁として教区の最重点施策である教区特別伝道の見直しを行った。その結果、同朋会運動の願いを確かめ、相続していくことの重要性が課題となった。このことに取り組むために大垣教区教化研究室は、私たち一人一人が自らの聞法の歩みを親鸞聖人の学び方に学ぶ場とすることを願いとして開設された。

このことは、人間として生まれ、しかし人間であることを忘れている私たちが再び人間に出遇い直していくことを課題として学んでいくことである。

『仏説観無量寿経(以下、観経)』の序分には、王舎城の悲劇をとおして、縁次第でどんなことでも行ってしまう人間の有り様が描かれている。一人の苦悩を抱える凡夫が仏の教えに出遇い・救われていく姿が示されているものであり、私たちもその凡夫の一人である。

そして、王舎城の悲劇に示される出来事は、決して過去の経典の中だけのものではなく、現代の私たちが抱える様々な問題にも通じている。

現在、大垣教区第2期教化研究室では、『観経疏』をテキストとして、『観経』の教えにたずねていく学びを行っている。

『観経疏』を著した善導大師は、韋提希夫人を「大権の聖者」と解釈した諸師とは異なり、韋提希夫人を「実業の凡夫」と顕らかにされた。『観経』を苦悩をもって生きなければならない凡夫のための経典であるといただかれたのである。

親鸞聖人は、善導大師の視点を学び、「善導独明仏正意(善導独り、仏の正意を明かせり)」と讃えられた。そして御自身も念仏の教えに出遇い「弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずるに、ひとえに親鸞一人がためなりけり」と誰とも代わってもらうことのできない責任主体として自己を受け止めていかれた。私たちは、このような親鸞聖人の学び方に聞きたずねているだろうか?

このたびの真宗教学学会大垣大会の開催を縁として、このことを確かめていきたい。

 

◆日  程

13:30~ 開会

14:10~ 研究発表(1班)

14:40~ 研究発表(2班)

15:10~ 休憩

15:40~ 記念講演(芹沢 俊介 氏)

17:10~ 質疑応答

17:30~ 閉会

※当日の状況により多少時間が前後する場合がございます。

 

◆参 加 費

聴講無料

 

◆参加方法

新型コロナウイルス感染症対策として、一般の参加希望者につきましては、ライブ配信動画(YouTube)を視聴いただく形でのご参加となります。当日は、13時20分(開会10分前)から以下のURLよりご視聴いただけます。

https://youtu.be/ixdZRVRJzUA

 

◆お問い合わせ

真宗大谷派大垣教務所

503-0897 岐阜県大垣市伝馬町11番地

TEL:0584-78-3363 / Eメール:ogaki@higashihonganji.or.jp

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