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「非戦決議2022『兵戈無用』」を宗議会及び参議会において可決

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2022.06.08

このたび、弊派の最高議決機関である宗議会(僧侶議員で構成)及び参議会(門徒議員で構成)において、「非戦決議2022『兵戈無用』」が可決されましたので、お知らせします。

 

 

 

非戦決議2022

戈 無 用

 

「阿弥陀如来の本願名号を行信する願生浄土の道が、人類平等の救いを全うする普遍の大道であることを開顕された」(真宗大谷派宗憲・前文)宗祖親鸞聖人は、「世のなか安穏なれ、仏法ひろまれ」と世の人々に呼びかけられました。

 

 戦後50年を経た1995年6月、真宗大谷派は、「過去において、大日本帝国の名の下に、世界の人々、とりわけアジア諸国の人たちに、言語に絶する惨禍をもたらし、佛法の名を借りて、将来ある青年たちを死地に赴かしめ、言いしれぬ苦難を強いたことを、深く懺悔」し、「不戦の誓い」を表明しました。

(『不戦決議』)

 

 更に2015年6月、私たち宗参両議会議員一同は、あらためて「非戦の誓い」を表明しました。如来の願心は、“賜ったいのち”を奪い合うことを悲しみ、私たちに“共に生きよ”と呼びかけておられることを確かめ、「殺してはならぬ、殺さしめてはならぬ」という仏陀の言葉を如来の悲願と受け止めたのです。

(『非戦決議2015』)

 

 この度のロシア連邦のウクライナ侵攻には、唯々驚愕、悲痛の思いしかありません。私たちは、戦火の中、苦悩の日々を生きているウクライナ・ロシア双方の人たちの痛みと悲しみに思いを馳せ、『仏説無量寿経』の中に示される、一切の武力や武器を否定する教えを表す「兵戈無用(ひょうがむよう)」という仏言の下、全ての武力行使に反対することを、ここに決議いたします。

 

2022年6月7日

真宗大谷派 宗議会議員一同

2022年6月8日

真宗大谷派 参議会議員一同

 

(宗議会多数可決・参議会全会一致可決)

 

●非戦決議2022「兵戈無用」【PDF】

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